4月19~24日、初の海外出張に行くことになった。業務に関連する事項を詳しく記すことはもちろんできないけれど、可能な部分は書こうと思う。
行き先はニュージーランド。まさか出張で行くことになろうとは思わなかった。ニュージーランドは僕にとってとても思い入れのある国だ。1995年、AFSという団体を利用して短期留学した。その際に受け入れてくれたホストファミリーは僕にとって掛け替えのない人たちだし、何よりも、1995年の経験が今日の僕の基本的な考え方に大きく影響を与えている。国際的な事柄に関心を持つようになったことも、それに伴って学生時代情熱を注いだアイセックのメンバーになったことも、間違いなくこの時の経験に拠るところが大きい。
そういったことで、忙しくなることは分かっていたけれども、今回の訪問は嬉しくて仕方がなかった。幸い業務は4月19~21日に終わる予定だったので、22~24日までは休暇を利用してホストファミリーに会いにいくことにした。業務を行うオークランドからホストファミリーのいるクライストチャーチまでの移動は面倒だけれど、はるばるニュージーランドまで来たのだから、この機会を逃す選択肢はない。2000年に一度旅行で訪れているので、彼らと会うのはそれ以来だ。
19日は夜行便だったので、午前中はオフィスで業務を行い、午後になって帰宅、準備をした。いつもよりは短期の旅なので、パッキングは楽だった。夕刻に成田に到着、今回は日本航空とニュージーランド航空便の共同運航便を利用。12時間と長時間飛行だったけれど、機中はなかなか楽しむことができた。席が隣り合わせになったお姉さん(おばさん?)が旅行会社の添乗員で、ニュージーランドに限らず、世界中の楽しい旅の話を聞かせてくれた。その内2人で酒盛りが始まり、楽しんでいると、あっという間に就寝時間になったのだった。
朝食の時間になって客室乗務員に起こされると、もう既にニュージーランドから程ない距離だった。オークランド国際空港に着いたのは、現地時間のお昼近く。日本との時差は3時間程度あるので、時計を進ませた格好だ。空港でクライアントの出迎えを受けた後は市内に向かい、業務をスタートさせた。
終日業務を行い、クライアントとの会食も済ませてフリーになったのは22時を回った頃。この後就寝までのわずかな自由時間を利用して、オークランドのランドマーク、スカイ・タワーに足を運ぶことにした。1997年に建てられた地上328メートルの高さを誇るこのタワーは、実は南半球で1番高い(世界で1番高いビルは台北、台北国際金融センター、高さは508メートル)。エレベーターで一気に上まで昇ると、オークランドの夜景が目に飛び込んだ。市内を一望できる。言うまでもなく、東京と比較すると街の明かりは少なかった。何とも恐怖心を煽られたのは、ガラスの床を通して地上を見下ろすことができる箇所。「コンクリート部分よりも強度は強い」と注意書きが書いてあったけれど、怖いものは怖い。手に汗握ってしまった。スカイ・タワー観光を終えると、帰りにニュージーランド随一の繁華街クイーン・ストリート沿いにある「The Occidental Belgian Beer Cafe」に立ち寄り、日本でも最近流通し始めた僕の1番のお気に入りビール「ヒューガルデン」を1杯。しみじみとニュージーランドの地に再び足を踏み入れたことを喜びながら飲み干した。ホテルに戻った頃には日付が変わっていて、長時間フライトの影響もあったのか、崩れるように眠りに落ちた。
次の日も終日励み、今回の訪問で予定されていた業務を終えた頃には夕方になっていた。この日はクライアントと食事は共にしないことにしたので、気軽にダイニング・バーに行った。ニュージーランド特産の羊料理や鮭料理は、クライアントに気を遣う必要がないことも相俟って、とても美味しい。大満足してホテルに帰って、この日も早めにベッドに入った。
写真綺麗ですね。てか秋ですね。飛行機で酒盛りとはさすがですね・・・うらやましい。
投稿情報: machiyama | 2005-05-01 09:26